EGYPT · 2024
エジプトLuxor / West Bank
川を渡ると街の姿は薄れ、乾いた山の中に王たちの墓が隠れていた。
LuxorのWest Bankへ渡ると、East Bankとは景色が大きく変わった。街の建物は少なくなり、乾いた岩山が近づいてくる。その山の中に、Valley of the Kingsをはじめとする多くの墓がつくられていた。
生きるための神殿が川の東にあり、死者のための場所は西の山に置かれていた。
古代エジプトでは、西は太陽が沈む方向であることから、死者の世界と結びつけられていた。New Kingdomの時代には、王たちの墓がValley of the Kingsに築かれ、岩山の内部に長い通路と墓室が掘られた。
外から見ると、派手な建物はほとんどない。しかし内部へ入ると、壁には色鮮やかな絵や文字が残り、死後の世界や神々の姿が描かれている。
Hatshepsut Templeのように、岩山を背負うように建てられた葬祭殿もある。
East Bankでは巨大な列柱や神殿が街の中に見えていた。West Bankでは、建物よりも山の内部に歴史が隠れている。
同じLuxorでも、ナイル川を挟んだだけで景色も意味もまったく違う。
東に生の街、西に死者の谷。その対比が、Luxorを特別な場所にしていた。























