TURKIYE · 2019
トルコSelçuk
古代都市のすぐ近くに、別の時代につくられた街と教会の跡が残っていた。
Selçukは、Ephesusのすぐそばにある街だった。しかし、巨大な古代都市とは違い、そこには現在の人々の暮らしが続いている。
海から離れた古代都市の人々は、やがて別の場所に街を築いていった。
街を歩くと、古い城塞や教会の遺跡があり、その間に住宅や店が並んでいる。
Ephesusは港が土砂で埋まるにつれて、その重要性を次第に失っていった。人々の生活の中心はAyasuluk Hill周辺へ移り、そこには6世紀にSt. John’s Basilicaが建てられた。その後もトルコ系勢力やオスマン帝国の時代を経て、現在のSelçukへとつながっている。
丘の上には、使徒ヨハネの墓所と伝えられる場所に築かれた大聖堂の跡が残る。
その近くには、14世紀に建てられたİsa Bey Mosqueもある。
古代の神殿、キリスト教の大聖堂、イスラム教のモスク。
同じ地域に異なる信仰の建物が残っていることからも、この土地が長い時間をかけて変わってきたことが分かる。
Ephesusでは、かつて栄えた巨大な都市の姿を見た。
Selçukでは、その都市が衰退した後にも、人々の暮らしが別の形で続いてきたことが見えてくる。
二つの場所は近い。それでも、そこに残る歴史は同じではなかった。










