TURKIYE · 2019
トルコAnkara
内陸の高原に広がる首都には、古い城塞と近代的な街並みが並んでいた。
Ankaraは、Istanbulとはずいぶん印象の違う街だった。海峡も大きな港もなく、内陸の高原に都市が広がっている。広い道路や行政機関の建物が並ぶ景色からは、国の中心としてつくられてきた街であることが伝わってくる。
古い帝国の都とは別の場所に、新しい国の中心が築かれていた。
Ankaraがトルコ共和国の首都となったのは1923年である。Mustafa Kemal Atatürkが率いた独立戦争の拠点となり、共和国の成立とともに正式な首都に定められた。その後、近代国家の中心として都市整備が進められていった。
その一方で、Ankaraには古い城塞も残っている。
城壁の内側には伝統的な家屋があり、現在の大きな都市とは違う街並みが続いている。古いものがすべて失われ、新しい首都が一からつくられたわけではなかった。
この街では、古代から続く歴史と、共和国が成立してからの歴史が重なっている。
Istanbulが長い時間をかけて形づくられた帝国の都だとすれば、Ankaraでは、新しい国がどのような首都を築こうとしたのかが街の景色から見えてくる。
同じトルコでも、二つの都市が語る歴史はまったく違っていた。












