TURKIYE · 2019
トルコCappadocia
夜明けの空に気球が次々と浮かび、奇妙な岩の谷がゆっくりと朝を迎えていた。
Cappadociaでは、気球に乗って空から大地を眺めた。まだ薄暗い時間に出発し、少しずつ高度を上げていく。地上では巨大に見えていた岩が小さくなり、谷の形が一つの景色として見えてきた。
空から眺めた大地は、地上に戻るとまったく違う姿を見せてくれた。
火山活動と長い年月の侵食によって生まれた奇岩が、どこまでも続いている。岩には住居や教会として使われた空間も残され、人々はこの独特な地形を利用しながら暮らしてきた。
気球を降りてからは、今度は地上から空を見上げた。
自分が乗っていたときには分からなかったが、いくつもの気球が谷の上に浮かぶ姿は、それ自体が一つの景色だった。色とりどりの気球が岩の間から現れ、ゆっくりと高度を変えながら朝の空を進んでいく。
空から見ると、気球は大地を眺めるための乗り物だった。地上から見ると、その気球そのものがCappadociaの風景になっていた。
岩の間を歩けば、遠くからは分からなかった窓や入口が見つかる。自然がつくった地形の中に、人が暮らしてきた痕跡が残っている。
空から見た景色も、地上から見上げた気球も、岩の間を歩いた時間も。
Cappadociaでは、同じ大地を何度も違う高さから眺めることになった。




























time-lapse0:22

time-lapse0:21

time-lapse0:32