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INDIA · 2009-2010

インドVaranasi

ガンジスの岸では、祈りも暮らしも死も、同じ川のそばにあった。

Varanasiでは、川辺に立っているだけで次々と違う光景が目に入ってくる。沐浴をする人がいて、祈る人がいる。舟が行き交い、そのすぐそばでは洗濯をする人もいる。どこまでが宗教で、どこからが日常なのか、その境目がほとんど見えなかった。

ここでは、生きることと死ぬことが別々の場所に置かれていなかった。

Varanasiはヒンドゥー教の聖地の一つであり、ガンジス沿いには数多くのghatと呼ばれる階段状の河岸が続いている。多くは沐浴や祈りに使われる一方、Manikarnika Ghatのように火葬が行われる場所もある。現在見られるghatの多くは18世紀以降に再建されたものだという。

夕方になると、Dashashwamedh Ghatでは火を使ったGanga Aartiが始まり、大勢の人が集まる。一方で少し離れれば、川は何事もなかったように流れている。何千年ものあいだ、人々は同じようにこの水辺へ集まってきたのだろう。

Varanasiをきれいな街だとは思わない。音も、人も、匂いも多く、落ち着かない瞬間もある。

それでも、不思議と目を背けられなかった。

人が生まれ、暮らし、祈り、死んでいく。そのすべてが隠されずに同じ場所にある。Varanasiが強く記憶に残るのは、そんな当たり前のことを、街全体で見せてくるからなのかもしれない。

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