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NAMIBIA · 2026

ナミビアSandwich Harbour / Spitzkoppe / Damaraland

海に迫る砂丘から、剥き出しの岩の大地へ走った。

Sandwich Harbourでは、砂漠と海がほとんど触れ合うように続いていた。乾いた砂丘のすぐ先に水の気配があり、その境界線を見ていると、なぜどちらかが飲み込まれてしまわないのか不思議だった。風だけが、二つの世界のあいだを行き来していた。

砂漠のすぐ先に、海があった。

砂の柔らかさとは違って、SpitzkoppeやDamaralandの大地には、岩の硬さがあった。むき出しになった地面、荒く削られた岩、遠くまで遮るもののない空。そこでは、緑よりも影の濃さや石の質感のほうが、強く目に残った。

奇岩がつくる景色は、人工物のない彫刻のようだった。近づくほどに岩肌の色や割れ目が見えてきて、長い時間の中で少しずつ削られてきたことが伝わってくる。静かなのに、どこか大地そのものが動いているようにも感じた。

ナミビアの風景は、場所によって表情が大きく変わる。海に迫る砂丘も、剥き出しの岩も、同じ乾いた空の下にあった。何かを説明するより先に、ただ大地のかたちが迫ってくる。そんな場所だった。

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