NAMIBIA · 2026
ナミビアNamib-Naukluft National Park
オレンジ色の砂丘の奥に、白い大地と黒い木々が立っていた。
Sossusvleiの砂漠は、朝も夕方も、光の角度でまったく違う場所に見えた。Dune 45のあたりでは、砂丘の稜線が柔らかく伸び、風がつくった細い模様が足元に残っていた。見渡す限り、世界がオレンジ色に染まっていた。
砂漠の道は、静けさの中へ続いていた。
夕暮れの砂漠は、驚くほど静かだった。風の音さえ遠くなり、砂の色だけが少しずつ深くなっていく。空が暗くなる前の短い時間、熱を含んだ大地がゆっくり冷えていくようで、ただそこに立っているだけでよかった。
Deadvleiへ向かう砂漠の道では、少し不安になった。どこまで進んでも同じような景色が続き、このまま方向を失ってしまうのではないかと思った。けれど、その先に突然、白い大地と黒い木々が現れた。
なぜこんな場所に木が立っているのだろう。枯れているはずなのに、そこには強い存在感があった。砂丘のオレンジ、地面の白、木の黒。その不思議な組み合わせは、現実の風景というより、長い時間がそのまま形になったもののようだった。




















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