IRAN · 2017
イランIsfahan
巨大な広場を囲むように、青いモスクと宮殿と市場が一つの景色をつくっていた。
Isfahanでは、Naqsh-e Jahan Squareの大きさにまず驚いた。広場の向こう側が遠く、歩いて渡るだけでも時間がかかる。その四方にモスクや宮殿、市場への入口が配置され、街の中心そのものが一つの巨大な建築のようだった。
広場をつくることは、都市そのものをつくることだった。
現在のNaqsh-e Jahan Squareは、Safavid朝のShah Abbas Iが16世紀末から17世紀初頭にIsfahanを都として整備する中で形づくられた。宗教を象徴するShah MosqueとSheikh Lotfollah Mosque、王権を示すAli Qapu Palace、そして商業につながるBazaarが、一つの広場を囲んでいる。政治、宗教、商業を同じ空間に集めた都市計画だった。
モスクへ入ると、外から見えていた青がさらに細かな模様へ変わった。ドームや壁を埋め尽くすタイルは、近づくほど複雑になる。
巨大なのに、細部までつくられている。
その二つが同時に存在することが、Isfahanの建築の強さだった。
広場に立っていると、一つのモスクを見ているというより、ある時代の都市の考え方そのものを見ているようだった。
「Isfahanは世界の半分」と呼ばれた時代があったという。
その言葉が少し大げさではなく感じられるほど、この街には人がつくった美しさが集まっていた。

























