IRAN · 2017
イランShiraz
庭園と詩人の記憶が残る街には、古代遺跡とは違う柔らかな時間が流れていた。
Shirazは、Persepolisへ向かう拠点という印象だけでは終わらない街だった。庭園があり、モスクがあり、詩人の墓がある。イランの長い歴史の中でも、ここにはどこか文化の街という空気があった。
石に残る歴史ではなく、言葉や庭にも時間は残っていた。
ShirazはFars地方の中心都市として長い歴史を持ち、とりわけ庭園、詩、学問の街として知られてきた。HafezやSaadiといったペルシャ文学を代表する詩人とも深く結びつき、今もその墓には多くの人が訪れる。
古代ペルシャの巨大さを感じるPersepolisとは違い、Shirazでは人が長い時間をかけて育ててきた文化の方が近く感じられる。
庭には水が流れ、木々が並び、その間を人々がゆっくり歩いていた。
乾いた土地の中に庭をつくり、そこに水と緑を置く。
それもまた、この国の美しさなのだと思った。
Shirazは、何か一つの建物で圧倒する街ではない。むしろ、詩や庭園のように形を残しにくいものが、今も街の性格として残っていることが印象的だった。
























