LITHUANIA · 2019
リトアニアVilnius
丘の上から旧市街を見渡すと、赤い屋根の間に教会の塔がいくつも重なり、緑の向こうまで街が続いていた。
Vilniusは、旧市街の広がりが印象的な街だった。石畳の道に沿って古い建物が並び、その間から教会の塔が見える。少し高い場所へ上がると、赤い屋根の向こうに緑が広がり、街全体が丘と川の間に収まっていることが分かる。
一つの街の中に、異なる信仰と文化がそれぞれの形を残していた。
Vilniusは13世紀から18世紀末までリトアニア大公国の政治的中心として栄えた。中世の街路を残す旧市街には、ゴシック、ルネサンス、バロックなどの建築が重なっている。かつてはリトアニア人だけでなく、ポーランド人やユダヤ人をはじめ、さまざまな民族や宗教の人々が暮らしていた。
旧市街を歩いていると、教会の姿も一様ではない。尖った屋根を持つ建物もあれば、曲線を重ねた装飾の多い建物もある。
同じ時代につくられた街ではなく、人々が長い時間をかけて建て、壊し、また建て直してきた場所なのだろう。
それでも、高い場所から眺めると、異なる時代の建物が一つの街並みとしてまとまって見えた。
Vilniusでは、歴史を一つの建物から知るというより、街全体を歩くことで、その積み重なりを感じられた。

























