ISRAEL · 2018-2019
イスラエルJerusalem Outside the Old City / Dead Sea
城壁を離れると街の景色は薄れ、やがて乾いた大地と低い海へつながっていった。
Jerusalemの城壁の外へ出ると、旧市街とはずいぶん違う街が広がっていた。石造りの建物は続いているが、迷路のような路地ではなく、道路があり、住宅地があり、現在の都市としての生活が見えてくる。
歴史の密度が少しずつ薄れ、その先では土地そのものが景色の主役になった。
Jerusalemは古い城壁の中だけで完結する街ではない。19世紀以降、人口の増加とともに市街地は城壁の外へ広がり、現在では旧市街を取り囲むように大きな都市が形成されている。
そこから東へ進むと、風景はさらに変わった。
緑は減り、乾いた岩肌が広がり、その先にDead Seaが現れる。
Dead Seaは海面より400メートル以上低い場所にあり、地球上でも最も低い陸地の一つである。塩分濃度が非常に高く、身体を水に預けると自然に浮かぶ。
水に入るというより、水面の上に身体を置いているような感覚だった。
泳ごうとしても、いつもの海とはまったく違う。身体が沈まず、自分の重さの感覚まで少し変わってしまう。
Jerusalemでは、人が積み重ねてきた歴史に圧倒された。
Dead Seaでは、それとは反対に、人の存在が小さく見えるほど乾いた大地が広がっていた。
城壁の中から、その外へ。そしてさらに大地の低い場所へ。
短い距離の中で、景色の時間がまったく違う方向へ動いていく旅だった。






















