BOLIVIA · 2013
ボリビアLa Paz
斜面を埋め尽くす家々を見下ろしながら、バスは巨大な街の底へと降りていった。
CuscoからバスでLa Pazへ向かった。高台を走っていると、それまで見えなかった街が突然、眼下に現れた。
オレンジ色の光が、谷の底から斜面の上まで街を満たしていた。
すり鉢のような谷の底から斜面の上まで、家々が隙間なく続いていた。山に囲まれた土地へ、街をそのまま流し込んだようだった。こんな場所に、これほど大きな都市がある。その姿に驚きながら、美しいとさえ感じていた。
バスが斜面を下り、市街地へ入ると、今度は深い穴の底にいるような感覚になった。建物と山に囲まれているのに、空だけは不思議なほど近かった。薄い空気も、この街が地上から少し離れた場所にあることを感じさせた。
街では、大学生たちによるパレードが開かれていた。数か月にわたって練習を重ねてきたという学生たちは、本格的な衣装をまとい、音楽に合わせて熱を帯びた踊りを披露していた。斜面を埋める静かな家々とは対照的に、通りでは若者たちのエネルギーがあふれていた。
夜になると、街はまた別の表情を見せた。黄色よりも少しオレンジがかった明かりが家々にともり、谷の底から斜面の上まで、街の形を浮かび上がらせていた。
見上げても街があり、見下ろしても街がある。そのすべてを包むように、暗い空がすぐ近くまで降りていた。

















