BOLIVIA · 2026
ボリビアUyuni Salt Flat / Train Cemetery
十年以上前に心残りを置いた白い大地は、今度こそ空を映して待っていた。
Uyuniを訪れるのは、これが二度目だった。
空も大地も、朝の光の中でひとつになっていた。
最初に来たのは十年以上前の9月。塩湖の大部分は乾き、水が残っていたのは一部だけだった。全面の鏡張りを思い描いていた私には、どこか心残りのある旅になった。ただ、季節を問わず水が残る場所があることを、そのときに知った。
今回は違った。薄く張った水が空を映し、地平線の境目を消していた。上にも下にも同じ空があり、自分がどこに立っているのか、一瞬わからなくなる。これが極楽浄土なのだろうか。そんな言葉が浮かぶほど、風景は現実から離れて見えた。
朝から日が暮れるまで、塩湖の上で光の変化を眺めた。太陽が高くなるにつれ白と青は強くなり、夕方にはやわらいでいった。なかでも好きだったのは朝だった。風は穏やかで、水面にも大きな揺れはない。空はピンクからオレンジへ、そして青へと静かに色を変え、そのすべてが足元にも映っていた。
息をのむとは、こういうことなのだと思った。ただ光が変わっていくのを見ているだけでよかった。






























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