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BOLIVIA · 2026

ボリビアAtacama to Uyuni

寒さに身を縮めた国境の先には、木々のない高原と、淡いピンクを帯びた湖が続いていた。

Atacamaを出て一時間ほどで、チリとボリビアの国境に着いた。標高はすでに四千メートルを超えていた。車を降りると想像以上に寒く、鞄から取り出せるだけの服を重ねた。

木々のない高原を、リャマとフラミンゴだけが自分たちの場所のように歩いていた。

国境を越えると、景色は大きくひらけた。森林限界を超えた大地には木々がなく、土と岩の向こうに山の稜線が続いていた。視界を遮るものはほとんどなく、車が進んでも、その広さはなかなか変わらなかった。

ときおり、何もない大地をリャマが歩いていた。

「あれはアルパカか」とドライバーに尋ねるたび、返ってくる答えは決まってリャマだった。何度聞いてもリャマで、やがて、この高原にはアルパカはいないのだろうと思うようになった。

さらに進むと、フラミンゴの群れがいる湖が現れた。水辺は淡いピンク色を帯び、その近くをリャマが歩いていた。木の一本もない高地で、リャマとフラミンゴが同じ風景の中にいることが、どこか不思議だった。

途中には温泉もあった。冷たい高原の空気の中で湯に浸かり、遠くまで続く大地を眺めた。周囲に建物はほとんどなく、目に入るのは空と山と、何も遮るもののない広い土地だけだった。

国境に着いたときは、寒さに耐えることしか考えていなかった。その先に、これほど穏やかで美しい景色が続いているとは思わなかった。

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