TAJIKISTAN · 2025
タジキスタンKarakul Lake
国境近くの高地に、深い青の湖が静かに広がっていた。
Karakul Lakeは、キルギスとの国境に近い場所にあった。標高は四千メートルほど。大昔に隕石の衝突でできた湖だという話を聞いて、こんな場所にそんな時間が眠っているのかと思った。水の色は、深い青だった。
持っている服を、全部着るほど寒かった。
ここまで来ると、とにかく寒かった。持っている服をほとんど全部着込んだ。それでも風が体の中に入ってくる。十月の頭でこの寒さなら、この先の冬はどれほど厳しいのだろうと思った。
ホームステイで出されたお茶が、体に染みた。外の冷たさが強かった分、湯気のある茶碗を持つだけで少し安心した。電気や暖房の便利さではなく、人の家に入れてもらうことそのものが、ありがたかった。
湖のまわりには木々がなく、無骨な大地が広がっていた。けれど、その先には山々が囲むように立っている。青い湖、茶色い大地、雪をまとい始めた山。ここまで来なければ見られない景色が、ただ静かに広がっていた。



















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