TAJIKISTAN · 2025
タジキスタンPamir Plateau
山深い高原に入ると、岩と砂の大地が果てなく続いていた。
アフガニスタンとの国境を離れると、景色はさらに山深いものへ変わっていった。Pamir Plateauに入ると、木々はほとんどなくなり、岩と砂の大地がどこまでも続いていた。空は広く、遠くの山まで遮るものがなかった。
岩と砂の高原に、冬が来ていた。
このあたりまで来ると、ネットの電波も入らなくなった。外の世界から切り離されたような場所だった。車の揺れと、窓の外に続く荒々しい山々だけが、長い時間を埋めていく。人の気配は少なく、ただ大地の大きさだけが迫ってきた。
標高四千五百メートルほどの場所でトレッキングをした。少し歩いただけで息が上がり、体が重くなる。けれど、立ち止まって見渡す景色は圧倒的だった。苦しいのに、もう少し先まで行きたくなる。そういう場所だった。
標高が上がるにつれて、気温も一気に下がった。秋の旅だったはずなのに、そこにはもう冬が来ていた。風は冷たく、山の色も空気も鋭く感じた。Pamir Plateauは、どこか人を寄せつけないようで、それでも目を離せない場所だった。




















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