SLOVENIA · 2016
スロベニアLjubljana
川に沿って古い街並みが続き、橋を渡るたびに違う広場や路地が現れる、小さくも表情豊かな首都だった。
Ljubljanaは、一国の首都でありながら、どこか小さな街を歩いているような感覚があった。街の中心をLjubljanica Riverが流れ、その両岸には色とりどりの建物が並んでいる。川沿いにはカフェが続き、橋を渡ればすぐに別の広場や路地へ出る。
この街では、橋を渡ることさえ、散歩の楽しみの一つになっていた。
高い場所にはLjubljana Castleが立ち、街を見下ろしていた。それでも、城が街全体を圧倒しているわけではない。川も、橋も、広場も、それぞれが歩いて回れる距離に収まっていた。
現在のLjubljanaの景観には、建築家Jože Plečnikの仕事が大きく関わっている。第一次世界大戦後から第二次世界大戦前にかけて、彼は川沿いの遊歩道や橋、市場などを整備し、古い街並みを生かしながら、人々が歩き、集まるための空間をつくった。その都市設計は世界遺産にも登録されている。
特にTriple Bridgeでは、三本の橋が並んで川を渡っている。大きな川でもないのに、わざわざ三本の橋を設けたことが面白い。橋の先には広場があり、その周囲からまた別の道が伸びている。
巨大な建築物を一つずつ訪ねる街ではない。
川沿いを歩き、橋を渡り、広場で立ち止まる。その繰り返しだけで、自然と街の中心を巡ることができた。
Ljubljanaでは、何かを見に行くための移動ではなく、歩いている時間そのものが心地よかった。










