KENYA · 2026
ケニアNairobi
あらゆるものが揃う大都会のすぐそばで、人々はそれぞれの夢を抱いて暮らしていた。
Nairobiは、想像していた以上の大都会だった。大きな建物が並び、人と車が絶えず行き交い、必要なものは何でも揃っているように見えた。
何でも揃う街から遠くない場所に、別の暮らしが広がっていた。
一方で、街には大きな貧富の差があった。豊かさを感じる場所からそれほど離れていないところに、スラムが広がっていた。NGO団体を通してそこを訪れると、同じ都市の中にあるとは思えないほど、暮らしを取り巻く環境は違っていた。
そこで暮らす人たちに、将来の夢を聞いた。
返ってくる答えは、一人ひとり違っていた。置かれている環境だけを見れば、似たような暮らしに見えてしまう。けれど、話を聞けば、それぞれに望む未来があり、自分の人生を生きようとしていた。
外から訪れた私の目には、最初に厳しい生活環境が映っていた。だが、言葉を交わすうちに、そこに暮らす人々の表情や夢の方が強く残るようになった。
高層の建物も、密集した住居も、どちらもNairobiだった。その隔たりの大きさと、その中で未来を語る人々の姿を、簡単にひとつの言葉で理解することはできなかった。









