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CHILE · 2013

チリEaster Island / Rapa Nui

強い風の中を進みながら、島のあちこちでモアイに出会った。

イースター島は、チリのSantiagoから飛行機で約5時間半の場所にある島だった。地図で見ると本土からかなり離れていて、ここまで来るだけでも遠くへ来た感覚がある。

向かい風の先に、また別のモアイが立っていた。

島では自転車を借りて一周した。これが失敗だった。距離そのものより、風がきつかった。強い風に押し戻されるようで、なかなか前に進まない。おとなしくバイクか車のような、動力のある乗り物にしておけばよかったと思った。

とはいえ、島のあちこちにモアイがいる。当たり前だが、本当にそこら中にモアイがある。海を背に立つもの、草地に並ぶもの、倒れたままのもの。気づけば、一生分のモアイを見たような気持ちになっていた。

このあたりではマグロが獲れるらしく、岸辺で買って食べた。島には野良犬も多かった。あるとき地元の人から、そこら辺に落ちている大きめの石を投げれば逃げていくと言われた。実際にやってみると、本当に犬は逃げていった。この島だけの話なのか、それとも他でもそうなのか、妙に記憶に残っている。

モアイばかりが有名な島だが、海も美しかった。強い風、自転車のしんどさ、野良犬、岸辺のマグロ、そして島のあちこちに立つモアイ。イースター島は、想像していたよりもずっと生活感のある島だった。

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